札幌市中央区にある北海道立近代美術館では、2024年1月13日(土)から同年3月10日(日)にかけて、特別展『AINU ART―モレウのうた』を開催。アイヌ工芸に関する展覧会は、公益財団法人アイヌ民族文化財団が主体となって1997年から日本各地で開催され続けてきました。
2024年のテーマは、アイヌ文様の特徴としても挙げられる「モレウ」です。本展覧会では独特の渦巻き文様をあしらった伝統的な作品に加え、モレウを取り入れた現代アーティストの作品も展示します。
歴史的なものから現代まで|幅広い時代の作品を展示
本展覧会では、国立アイヌ民族博物館が所蔵している歴史的な資料から、現代アーティストが制作した「モレウ」を取り入れたものまで、幅広い時代の作品を展示します。一口に「モレウ」と言っても、作品によって使用の仕方はさまざまです。昔の衣服であれば生地の全面に「モレウ」あしらったものや、襟元や袖口に刺繍しているものがあります。
現代の作品だと、「モレウ」を配したアクセサリーやタペストリーも登場しています。アイヌの伝統文様について学ぶと同時に、現代の作品へと応用された姿も鑑賞できる展示内容です。
アイヌの文化を学び体験できるイベントを開催
本展覧会の開催に合わせて、北海道立近代美術館ではアイヌの文化を学んだり体験したりできるイベントを開催します。2024年2月11日(日)・12日(月)の午前中は、アイヌの伝統的な衣服や工芸品に触れられる体験イベントを実施予定。
また、会期中は3回にわたる学芸員と出品作家によるトークイベントや、約2ヶ月におよぶグランビスタギャラリーサッポロでの連携企画も行います。イベントへの参加は事前申込不要なので、ぜひ気軽に会場へ足を運んでみてください。
展覧会概要
会期 | 2024年1月13日(土)~2024年3月10日(日) |
会場 | 〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西17丁目 北海道立近代美術館 |
開館時間 | 9:30~17:00 ※最終入館は16:30まで |
休館日 | 毎週月曜日、展示替え期間 ※月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜日を休館日とする ※展示替え期間に関しては、公式サイトのスケジュールカレンダーを確認 |
入館料 | 一般1,000円、高大生600円、小中生300円、未就学児無料(要保護者同伴) ※10名以上の来館で団体割引料金を適用 ※障害者手帳等を提示された方とその付添人(1名まで)無料 |
公式サイト | https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/knb/exhibition/program/158 |