芦屋市立美術博物館　art resonance vol.01 時代の解凍

兵庫県芦屋市にある芦屋市立美術博物館では、2023年10月28日（土）から2024年2月4日（日）にかけて、展覧会『art resonance vol.01 時代の解凍』を開催。関西に拠点を置いて活動している作家が博物館所蔵の作品を選び、その作品や作家に対する新たな解釈を提案する展覧会です。

作家が作家を考察することで、今までとはまた違った視点で作品を見られるようになるかもしれません。芦屋市立美術博物館へ足を運び、芸術に対する新しい見方を探ってみてはいかがでしょうか。

作家の考察によって新たな表現・意義・作家像が浮かび上がる

本展では、関西を拠点に活動している芸術家4名が主体となって作品に対する新しい解釈・考察を提案します。音にインスピレーションを受けた作品を制作している藤本由紀夫氏は、前衛美術グループ「具体美術協会」の創設に携わった山崎つる子氏について考察。『作品』から、仕事への姿勢や思考を追求します。

作家だからこそ気が付く視点から他の作家やその作品について分析することで、新しい解釈や多様な観点の創造が期待されます。芸術に携わる人たちの考え方が垣間見える、非常に興味深い展覧会です。

考察した本人から直接話を聞ける関連イベントを開催

芦屋市立美術博物館では本展の開催に合わせ、考察した本人の話を直接聞ける関連イベントを実施します。作家が登壇するトークイベントや、作家と学芸員の案内で展示室を巡るギャラリーツアーなど、展示内容への解像度を上げられる魅力的なものばかりです。

ほかにも、作家本人と一緒に作業して作品を作るワークショップも行われます。本展の観覧券を持っていれば参加できるので、ぜひ足を運んでみてください。

展覧会概要