さいたま市浦和区にある埼玉県立近代美術館では、2023年10月14日(土)から2024年1月28日(日)にかけて、企画展『イン・ビトウィーン』を開催。本展は早瀬龍江、ジョナス・メカス、林芳史、潘逸舟の4名について、作品や関連資料、関わりのあった作家の作品を交えながら紹介する展覧会です。

本展の主役である4名の作家は日常生活のなかから着想を得て、絵画や版画、映像などを用いて自身のなかにある意志を表現してきました。4つの小さな個展が連続するような構成で、各人の創作活動を振り返ります。

4名の芸術家を「狭間に立つ者」として捉えた展示構成

日常と非日常、嘘と真実、国境やジェンダーなど、この世界には数多くの境界が存在します。そして「境界」という概念を、多くの芸術家が作品のテーマとして取り入れてきました。本展の主役である4名の芸術家も、境界をテーマとした作品を残している人々です。

本展では早瀬龍江の『戯れ』や潘逸舟の『波を掃除する人』など、160点以上もの作品を展示します。芸術家が境界に立って絵画や版画などに昇華した作品を鑑賞しているうちに、新たな視点を見つけられるかもしれません。

展覧会名ゆかりの芸術家が制作した映像作品も上映

展覧会名である「イン・ビトウィーン」は、ジョナス・メカスが制作した同じタイトルの映像作品から着想を得て付けられました。本展の開催に合わせ、会期中はジョン・メカスの映像作品の上映会が開催されます。2023年12月24日(日)の上映会では、上映が終わった後にトークイベントも行われます。いずれも事前申込制・先着順なので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

展覧会概要

会期2023年10月14日(土)~2024年1月28日(日)
会場〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
埼玉県立近代美術館
開館時間10:00~17:30
※展示室への入場は17:00まで
休館日月曜日、年末年始
※2024年1月8日(月・祝)は開館
※年末年始は2023年12月25日(月)~2024年1月3日(水)の間休館
入館料一般1,000円、大高生800円、中学生以下無料
※20名以上の来館で団体料金を適用
※障がい者手帳等を提示した方とその付添人1名まで無料
公式サイトhttps://pref.spec.ed.jp/momas/2023in-between